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預貯金が資産形成において重要なことは言うまでもありません。
そもそも投資のための資金を作るにも、地道に預貯金をするのが一般的でしょう。
日本では、子供の頃から、お年玉をもらったときにも、お小遣いをもらったときにも、「貯金をしておきなさい」とよくいわれます。
貯金という言葉は、子供の頃からお金を貯めるための手段として心に染み付いているといってもよいでしょう。
そしてさらにこの言葉には、もうひとつの刷り込み効果があります。
それは、お金はなるべく使わずに確実に貯金をしておきなさいということです。
日本の子供たちの部屋にはたいていお気に入りの貯金箱があるはずです。
わずかなお小遣いのいくらかを貯金箱に貯めていくという経験は多くの人が持っているはずです。
このまじめさは日本人の美徳であり、またこうして習慣付けられた貯金の習慣によって銀行に預けられたお金が日本の経済を引っ張る原資となったことも事実です。
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しかし、一方で、こうした貯金を非常に重視する感覚は、お金を使う、活用するということに対して、日本人の感覚を鈍らせたとも言えるでしょう。
投資は、まさにお金を活用し、お金に働いてもらうという行為です。
投資を通じて、お金がお金を増やすという感覚を知り、元金を失うかもしれないというリスクを通じて、自己責任の大切さや、金融商品を選ぶ目を養うこともとても大切なことなのです。
しかし、これまでの一般の日本人がおかれていた環境は、あまりに預貯金に依存したものとなっていたといえるでしょう。
しかし、世界でも例外であるほどの低金利が長く続く我が国では、預貯金だけで生活を豊かに暮らすためのお金を作るのは容易ではありません。
それだけのお金を貯金するためには、一生の間、ずっと貯金のために何かを我慢し続けるという生活になることも珍しくないでしょう。
そもそもお金を使うために貯金をしているはずなのに、貯金が目的になっているということです。
預貯金と投資を上手に組み合わせること、それが今、求められていることなのです。